月のない夜

君のために常夜灯を

死んでもいいと思うほどの幸せと、

 

 

 

 

私はいま、急き立てられるような思いで右手の親指を滑らせている。

 

早く、早くしないと、記憶が零れてしまう。

 

たった一日の有休で山積みになった業務を片付けている間、

上司のジョークに付き合っている間、

昼食をとっている間、

大事な会議の間、

ずっと、頭のどこかで考えていた。

焦りが止まらなかった。

 

一瞬の尊さを、人の感動のうたかたを、

究極の和のエンターテインメントを通して、 私は知ってしまったからだ。

 

 

 

ぶっちゃけると、ここからは特大自慢になってしまう。

なぜなら、友人の当ててくれた席がそれはもう、べらぼうによかったからだ。

 

 

なので、歌舞伎に関して少しでも

もやっとした感情を抱いてしまう可能性のある人、

ぜひとも ここでUターンして頂きたい。

ほんとうに、

誰のことも傷つけたくないので、、( ᵕ̩̩ㅅᵕ̩̩ )

 

 

 

※ここからは若干 sensitive です。 引き返すなら、今です.......!

 

 

 

 

ここから先に進む人は、 もやっとしない誓約書にサインしてください。

......いいですか?続けます。

 

 

 

 

 

正直に申し上げると、

私の席は 1階、前から3列目、真ん中よりちょっと下手寄り だった。

 

友人からの電話で3列目だと知ったとき、 頭が真っ白になった。

小6から嵐のファンクラブに入っていた私が二度しか当てたことがないのは、

全部今日のためだったんだと本気で思った。

 

↑↑↑

無論、今回当てたのは友人の名義だが、泣

 

 

 

それはさておき、会場についた(飛びすぎ)

 

デビューの数ヶ月前にSnow Manの虜となった私にとって、

この日が初めての現場だった。

名古屋生まれ名古屋育ちでありながら、

御園座に足を踏み入れることすら初めてだった。

 

突然の雷雨のおかげで予定より早く入場することができたので、

さっそく席についた。

そこには、水対策のビニールシートが置いてあった。

 

 

座ってみて、ちょっと考えた。

そういえば私、滝沢歌舞伎ZERO The Movie を観る時はいつも、

画面の中央より左側を観がちだな、

それって、私のいる真正面.......じゃないか?

 

そう思った。

 

人は本当に焦った時、案外冷静だ。

席を当ててくれた岩本担のリア友に、

「ねえ、ふかざわっていつも、左寄りにいるよね?」 と、静かに聞いた。

 

岩本担の友人は

ひかるのことしか見えてません🥺 と言わんばかりに

「そうだっけ?」 とこたえたが、

私の頭の中はもう、とても落ち着いているとは言えなかった。

 

 

 

朝からやけにドキドキしていたくせに、入場すると途端に現実味を失った。

この幕の向こうに、本当に彼らが現れるのか?

全然信じられなかった。

 

なんとか気持ちを作らないと、取り残される.......!

そんな焦りすら感じていた。

 

 

しかし開演数分前、幕の向こうから いろんな雑音が聞こえた。

 

あ、人間がいる

率直にそう思った。

急に緊張した、呼吸が荒くなった、両手が痺れた。

 

呼吸を整える間もなかった。

 

 

 

聞いたことのあるメロディと共に、 メンバーの姿が浮かび上がった。

 

ほんとうに、声が出てしまいそうだった。

意味がわからなかった。

あまりに、人間すぎた。

 

人間がいた、

そこには、

めちゃくちゃ知っているのに、初めて会う人、がいた。

 

 

 

あの時の胸の高鳴りを表現する語彙を持ち合わせていないし、

きっと、言葉では表現することのできない、

それだけ特別な感情だったと思う。

 

 

だけど無理やり文字に起こすなら、

 

 

ーーーー〜〜ッッッーーーーッッッーー〜〜〜ッッッ、、!!!!、ーーーーッッッ!、、!

 

 

という感じだった。

 

↑↑↑

世界一無駄な文

 

 

 

冗談はさておき、

あっという間に私の一番好きな曲 ひらりと桜 が始まっていた。

 

案の定、目の前に深澤くんが来た。

1列目はまるっと無人だったので、

私と深澤くんの間には人間を一人、隔てただけだった。

 

 

世界で一番好きな人が、目の前にいる。

視界が彼でいっぱいになる。

 

 

あ、死んでもいい

 

 

心からそう思った。

何の悔いもないほどに、幸せだった。

 

私はこの瞬間のために生まれてきたんだ、心からそう感じた。

 

 

ずっと、深澤くんだけを見ていた。

以前から私のTwitter をフォローしてくれている人は

もしかしたら記憶にあるかもしれないが、私は

 

宵闇に映る花びらは 夜を明かしてく

 

このフレーズを、世界一美しいフレーズだと断言している。

そんな深澤くん史上最強に好きなフレーズを、私の視界いっぱいに歌う。

 

白くて綺麗な手が、宙を撫でる。

息ができなかった。苦しかった。

あまりに美しくて、ほんとうに目が離せなかった。

 

 

私はあなたのことが大好きです

 

ずっと、そんなことを念じていた。

 

 

オタクという生き物はどうして、 こうも気持ち悪いのだろう。

そんな冷静な言葉が、時折浮かんだ。

 

それでも、私は念じることをやめなかった。

深澤くんを好きになってから今日まで 幾度となく救われてきた私に、

その時できる 唯一のお礼がそのテレパシーのように思えたからだ。

 

ほんとうに、オタクという生き物は無力で不甲斐ない。

 

 

だけど、メンバーの表情は美しく、儚く、

時に何かをぐっと堪えるように、噛み締めるように、

会えたことを心から喜ぶように、見えた。

 

6月半ば、長かった滝沢歌舞伎も終盤に差し掛かっており、

彼らは幾つもの公演をやりきった後だ。

 

それを感じさせないほどに、

常に今が 初めて であり、最後 であるみたいに、

その瞬間を全身で感じているように見えた。

 

それは、一瞬の儚さを、尊さを、

エンターテインメントを知っている顔だと感じた。

 

彼らを見ていると、

この瞬間を一秒たりとも零すことはできない

そんな強い感情に駆られた。

 

隣を見ずとも、友人が号泣する気配を感じた。

周りはみんな、泣いていた。

私は、1ミリも涙が出なかった。

 

ただ、 感情が、感動が、記憶が、

生まれた瞬間から薄れていくのが悲しかった。

こんなに素晴らしくて、こんなに幸せなのに、

どうしても人は忘れてしまう、 そのことが、ただただ悲しかった。

 

だけど、その感情はこの上ないほど美しかった。

そして、やはり幸せだった。

 

これがエンターテインメントなんだ、 そんなことを考えていた。

 

 

その瞬間に没頭しながら、

頭の片隅で早くメモを取りたくて仕方がない気持ちが常にあった。

忘れるのは、怖かった。

人間に言葉が、文字があってよかったと 心から思った。

薄れゆく瞬間を、できるだけ鮮明に保存する 唯一の手段だと思うからだ。

 

そして、私は今、書いている。

 

 

全体を俯瞰できる席ではなかった。

他のメンバーも、もちろんこの目に焼き付けたかった、

Snow Man 全員が大好きだから。

 

だけど、 私はこれだけ美しく尊い深澤くんを

一瞬たりとも見逃すなんてできなかった。

 

ずっと、見ていた。

毎秒好きだった、好きになってよかった、

おばあちゃんになっても、死ぬその瞬間まで、 好きでいたい、

ほんとうにそう思っていた。

 

↑↑↑

さすがに重いよ

 

 

 

新曲、One Heart を夢見心地で聴いた。

 

全ての言葉に、表情に、

私も同じ気持ちだよ.......!!

そう強く思った。

きっと全オタクがそう思っていた。

 

この一曲が、最も会場をひとつにする演目かもしれない。

康二から歌い出すのがなんとも、沁みてしまう。

 

 

ふと、仲の良い康二担たちのことを思い浮かべる。

初めて、深澤くん以外の人のことを思った瞬間だ。

 

あなたたちの好きな人、とても素敵な人だね

 

そんなことを思って、初めて目が潤むのを感じた。

 

 

8人が舞台袖へ向かい、ひかるだけが中央に残る。

 

力強く頼もしい、だけど優しい声を耳にし、

開幕してから初めて安堵する。

 

この人がリーダーだ、 この人がリーダーでよかった、

 

そんな馬鹿デカ感情を抱きながら、聞き馴れた挨拶を耳に

ほんとに滝沢歌舞伎を観ているんだ

改めてそう、噛み締めた。

 

 

勢いよくお辞儀をしたひかるの頭から、

一枚の青い花びらが空間に取り残され、静かに舞う。

 

この先のどの瞬間も見逃してはいけない

 

そう優しく諭されるようで、

瞬きを惜しんで乾いたコンタクトを潤ませるべく数秒、瞳を閉じた。

 

 

 

 

 

ここまで読んでくれた

くそなげーーよ‼️ まだ一幕の序盤だべ⁉️

と思っている方、

 

シンプルに、すみません、泣

 

 

私にとって、幕が開いた瞬間の気持ちを

できるだけその時の温度のまま残すことが

最も重要に思えてならないのだ。

 

 

 

てなわけで 九剣士

 

インパクチャンのみんなにセリフが増えていて、

微笑ましく嬉しい気持ちになる。

 

自担以外をゆっくり見つめ、ようやく冷静さを 取り戻しつつあった。

 

あー この演目の主役はやっぱり康二だ

うわ だてさん なんてしなやかなんだ、、

は〜、?!? めめラウの登場、しぬー!

えーッ さっくん、舌ペロしたーー!!

翔太、あんたはほんとにかっこいいよ.......

来る、あべの舌打ちが、くる、キターー

 

と、各メンバーにしっかり感動する

いつものすの担の私になっていた。

 

 

 

しかし、冷静さを失う案件が.......!!

 

 

それが起こったのは、いわふかあべ の登場。

 

3人が奥に現れるが、すぐには動き出さない。

再び緊張が走る。 何かが起こる予感しかしなかった。

 

 

.......的中した。

 

じっ と敵を睨みつける3人、

深澤くんとひかるの目が、合う。

 

鋭い目をした深澤くんが、

ひかる、先に行きなよ

と言わんばかりに、顎で合図をする。

 

その合図に素早く頷いたひかるが、 勢いよく飛び出し敵を斬る。

すぐ後を追うように、あべふかも動き出す。

 

.......え〜....... と思った。

うわ〜〜.......とも思った。

 

 

どちらから動くか、

言葉を交わさずとも 解り合ってしまう二人がそこにいた。

 

その姿はまさに、

9人横並び、両端にはいわふか、

どちらが仕切るか、どちらが締めるか、

瞳だけの合図で解りあってしまう二人、だった。

 

 

令和の時代を生きる二人は 戦国時代に生まれたとしてもやはり、

中合わせなのだろうと思い、心が震えた。

 

↑↑↑

九剣士って戦国時代で合ってますか?

 

 

 

変面、一瞬だけ冷静になったりした。

 

お顔が見えない時間が長いからだろうか、ようやく私の呼吸が整ってきた。

変面のメンバー三人は、Snow Manのなかでも

ずば抜けてスタイルの良い三人だと思う。

 

身体選抜なのではないかと思うくらい、

常人離れした美しいシルエットに見とれていた。

 

↑↑↑

すみませんとしか言えない

 

 

チューカ、ほんとうにすみません。

全てのオタクに謝りたいが、

変面の導入で身体の柔らかいお姉さんが出てくる頃にはもう、

私はMaybe のことで頭がいっぱいになってしまう。

 

どうか、許してほしい。

 

だって、私は席の位置がわかった瞬間から何度も、

スクリーン越しに観た Maybe の立ち配置を 頭に思い浮かべていたのだから。

 

 

すごく、ドキドキした。

スポットライトが当たるのが怖かった。

 

緊張は行き場を失い、私はただただ 自分の手をギュッとにぎった。

 

 

 

お祈りした。 何を祈っているのか、もはやわからなかった。

 

 

感情がぐちゃぐちゃだった。

光に照らされた 世界一好きな人が 目の前に現れた。

 

こんなに幸せでいいのか、 ひたすらそう思った。

 

 

たぶん、死ぬんだ、

何度もそう思った。

 

↑↑↑

無論、人はいつか死ぬ

 

 

もちろん、本当はみんなのことを目に焼き付けたかった。

だけど、敢えてスポットが当たらない時間も

ずっと深澤くんを見ようと思った。

 

光の当たらないところで彼がどんな表情をするのか、

知りたかった。

 

阿部くんのパート、

深澤くんは歌詞の意味を抽出して表現するわけでも

世界観に入り込んで演じるわけでも、なかった。

 

私たちと同じように、阿部くんの歌に聴き入っていた。

そう見えた。

 

いつも通り、歌詞に色をつけて表現することはしない彼だった。

ただ、阿部くんの歌と自分の中の何かを重ね合わせているようだった。

 

彼の過去が、記憶が、色を帯びて滲み出てしまうようで、胸がぎゅっとなった。

遠くをぼんやり見つめていた。

虚無を見つめているようにも見えたが、

視線の先には記憶があるように思えて、とても苦しかった。

何を思っていたの?

 

そんなことを考えながら、

その肌の白さや 鼻筋や 顎のラインにきちんと興奮していた。

どこまでも深澤担である。

 

 

はあ、一番カロリーの消費が激しい演目が終わった、

そんな気持ちで、

 

 

My Friend の世界にどっぷり浸かることができた。

 

 

 

なんせ感情がデケーので、

江戸川に生まれ同じ時を過した二人が

今こうして名古屋の舞台の上でひとつの演目を 創り上げる未来、

誰が想像した!?!?

と思い涙が出そうになった。

 

 

会場を翔太の声が満たした。

勿体ないと思いつつ、数秒瞳を閉じてしまった。

この声だけに、集中したかった。

強く、意志のある、あたたかい声だった。

覚悟や責任すら感じる声だった。

 

Snow Man のメインボーカルはこの人しかいない、

会場にいた誰もがそう思った。

 

 

 

そして、誰より高いところで舞うだてを見た。

 

フライングは座長にしかできないんだよ

 

というジャニーさんの言葉が浮かんできた。

間もなく、デビューライブ 2D.2D. で語った

 

You ひとりに何ができるの、

 

というジャニーさんの言葉を思い出した。

 

 

感情が溢れていっぱいになった。

だて  とかじゃなく  涼太くん  呼びの人格が出てきてしまった。

それは、涼太くん♡ ではなく、

まだ幼い少年の彼に呼びかけるような、涼太くんだ。

 

ジャニーさん見てくれてるかな、 そう思った。

彼は今 全身を使って観客を魅了する、最高のエンターテイナーになっている。

大人になった彼のことしか知らない私でも、

今日までの軌跡がどうしようもなく尊く思えた。

 

さらに感情がでかくなってしまった。。

 

 

 

そして迎えた腹筋太鼓、

なんだかんだこの演目が一番冷静になれる説ある。

 

 

人間は自分より狂ってるものを見ると、 かえって冷静になる生き物だ。

 

↑↑↑

謝りなよ

 

どうしよう、身体のこととか、敢えて触れないことにしよう。

ひとつ言えるのは、回転してから見えた ひかるの背筋のうごきが、

ほんとうに、人間離れしていた。

というか、もはや 筋肉が生物みたいだった。。生きてた。。

 

隣の岩本担どんな顔してるかなと思って気配を感じ取ってみたが、

たぶんよだれが垂れていた。

 

↑↑↑

謝りなよ

 

 

 

驚きの速さで素肌にジャケットを羽織ったIMPACTors が現れる。

 

 

なんとなく、がちゃんが気になるな~と 思っていた私ですが、

椿くんにちょっと心掴まれかけちった。。

 

 

インパクチャンのパフォーマンスに すっかり見入っていたら、

 

 

Black Gold のイントロが流れて あ、死ぬ と思った。

 

 

ドライアイス?ガス?の噴射音にピンクの光が差したと思ったら、

見たことないくらいイケ散らかした佐久間くんがいた。

冷静でいられるわけがなかった。

 

 

※ここから記憶が曖昧に。

 

 

 

記憶することより、パフォーマンスに 集中してしまった、、。

噴射を合図に、どんどん次のメンバーが現れた。

 

あまりに素晴らしかったから、

もっとちゃんと覚えておきたかったと後悔しかない。

 

 

だけど、その瞬間私はBlack Gold の世界の中にいた。

ほとんど思い出せないというのはその確固たる証拠であり、

それもまた現場の良さだろう、と思うことにしておく、泣

 

 

理性を失う、かっこよさだった。

 

唯一私がこれだけは、、!

と思い理性にしがみついて血眼になっていたもの、

それは、深澤バク転有無問題だ。

 

 

紫の光とともに深澤くんが現れた、気が気じゃなかった。

 

他のメンバーは 四肢が吹っ飛ぶんじゃないか?

と心配になるほどのキレで、空間を大きく使いながら踊っていた。

 

そんななか、深澤くんの 敢えて少し力を抜いたような、

こなれたダンスに魅了された。

魅了されつつ、何度も理性をビンタした。

 

目を覚ませ、バク転を、見届けるまでは、

 

.......なかなか来なかった。

苦しいのでもう期待するのをやめてしまおうかと思ったそのとき、

ほんとうに最後の瞬間、中央で彼が、バク転をした。

さらに、ブレイクダンスのような技まで挟んできた。

 

 

反射だろうか、気づいたら両手は必死に口を押さえていた。

叫べる現場が欲しい、そんな思いが強くなった瞬間だった。

 

 

あまりに記憶がぼんやりしてしまって

どうやってそうなったのか覚えていないが、

 

気づいたら生化粧のセットがあり、椿くんと基くんがいた。

 

 

隣のラウや康二とずっとお喋りしている深澤くんがかわいかった。

 

さっくんは自分の話をされている間

もっとリアクションとったりするのかなと 勝手に思っていたが、

思いのほか華麗なるスルーで淡々とお化粧をしていて、

それがなんかスッゲー癖だった。

 

もしかしてあのとき、既に

姫の世界に片足入ってるのかな?

なんだかぞくぞくしてしまった。

 

 

みんなのおしろいをはたく姿を見比べていた。

だてやめめは男らしく、豪快にはたく。

ラウの叩き方も、男子だな という感じだった。

翔太は手際がよく、 作業 という感じがした。

 

 

そんななか、深澤くんだけ

おしろいをはたく手が繊細で、丁寧で、優しくて、

少しマイペースで、

まるで ぱたぱた と聞こえてきそうなくらいかわいらしかった。

 

だてめめは絶対 ボフンッボフンッ って言ってた。

 

MCをしてくれている椿くん基くんが

向井くんからのタレコミです

と言ったとき、深澤くんがマイクを通さずに

(いらないんじゃな~い?)

と言った。それに対して康二が

(なんでやねんッッ)

と言った。

 

ふたりはオフの時間もずっと

ふたりでこんなふうに過ごしているんだろうなと 思うと、

とても愛おしくて嬉しかった。

 

終演後、すの日常 The Movie を観たら幕間のふかこじが載っていて、

あまりの尊さに私はあっさりお星さまになりました.:.+*:゚+。.゚・*..☆.。.:*

 

 

 

ふかこじはパフォーマンスのあいだもとにかくアイコンタクトが多かった。

 

 

目が合うと深澤くんは必ず ニヤッ と口角を上げる。

康二と目が合うと楽しそうだった。

 

アイコンタクト繋がりで言うと、

ラウと目が合ったときの深澤くんは 深く頷く。

大丈夫だよ、いいよ

って伝えているみたいに見えて、ぐっときた。

 

アイコンタクトにメンバーの関係性が垣間見えると感じた。

 

 

 

ふう、たくさん書いたな.......

ここまで読んでくれている人、もしいたら、ありがとう。

あなたの根気は素晴らしいよ。

 

ここからは少し駆け足で行きたいなと思います。

駆け足は早すぎるので、競歩くらいの気持ちで。

 

 

なので、

五右衛門ZEROはバッサリいきます!!!

 

 

言いたいことは一つ。

 

深澤くん、人中をあんなに緑に塗ってもなお、

かっこよかった。

人中が緑なのにかっこいい、

ずっとそんなことに感動していた。

 

↑↑↑

お粗末なオタクだよあたしは

 

 

 

組曲の映像が流れる。

 

周りがごそごそしだす。

なんだ?と思い見てみると、

ビニールシートを装着しだした。

 

 

そうか、花鳥風月、雨が降るんだ......!

 

 

ようやく気付き、袋を纏った。

 

 

他担からあまりに花鳥風月の深澤くんを褒められるので、

いつの間にか私はこの曲を深澤メイン曲くらいの

テンションで観るようになってしまった。

 

 

彼の動きは軽かった。羽のようだった。

そして時々、重みを持った。

 

平等に与えられた時間の中で、

重み を利用して、時間を引き延ばしたり、

縮めたりする深澤くんの踊りが大好きだ。

変幻自在に時間を操っていた。

 

 

雨が降ってきた。クライマックス。

ラウの蹴った水が塊になって、客席に飛び散った。

彼は、そこにあるものを使うのが上手かった。

 

深澤くんはというと、

土砂降りの中、おめめをしばしばさせていた。

 

それでも懸命に目を開き、景色を、瞬間を、

焼き付けようとしているようだった。

必死に、紡いでいた。

 

 

...........美しかった。胸を打たれた。

 

 

心地良い疲労感の中、一幕は終わりを迎えた。

 

 

 

書いたな~、さすがに指も脳もぐったりしてきた。

好きという感情は、それなりにカロリーを消費する。

 

 

だけど安心してほしい。

二幕に関しては、さらっといきたい!

 

↑↑↑

特大フラグ

 

 

これはTwitter にて再三言っているが、

私は深澤くんとお丸ちゃんを別人格と捉えている。

 

 

なので、ちょっと肩の力を抜いて、

 

お丸がいるーーー!

 

という気持ちで心から二幕を楽しむことができた。

 

 

とは言いつつ、深澤くんが お丸 という役を誇りに思い、

愛し、全うしていることをもちろん知っていた。

 

お丸として輝き、ボケ倒し、

開場に笑いが生まれる瞬間。

 

 

あーーーーーー幸せだ、と思う。

 

 

私はこの人を好きになって幸せだ、

深澤くんが嬉しそうだ、私も嬉しい。

みんなが笑っている、嬉しい。何度もそう思った。

 

 

.......などと申している私だが、

何を隠そう 鼠小僧では 銀さん担である。

(同拒ではないので安心してほしい)

 

 

にこにこしながらその登場を心待ちにしていた。

 

金さんこと佐久間くんがボケ倒す。

笑いを我慢できなかった。

アドリブの嵐という感じだが、

きっとほとんど楽屋で考えてきたのだろう

と思うとなんとも微笑ましかった。

 

 

!!待望の銀さんが登場する。

 

thこし落ち着けよ、まったく、、

 

銀さんだ〜〜〜〜!! 沸いた。

 

おや待てよ、よく見ると銀さんのお口が

ω になっている。

登場した瞬間から、ちょっと笑っちゃっている。

口を必死に結んでいる。

 

人間という生物は、

人が笑いを堪える姿を見るとなんか笑ってしまう。

マスクの中でずっと、にやにやしていた。

 

小判を取られたくない金さんと

お勉強をしたい銀さんが言い合いになる。

だけど、銀さんはずっとにやついている。ついに金さんが

 

でも銀さん笑ってるじゃん

 

と言ってしまった。

ずっとぷるぷる我慢していた会場がどっと笑う。

金銀 改め なべさく、ほんとうに面白い。

 

このふたり、

もはやいかに笑わせるか という次元に差し掛かっている。

一番きついのは黒影組の三人だろう。

あんなに面白いのに、笑っちゃいけないなんて。

 

 

シリアスな空気を演出する三人。

その佇まいは、やはり惹き付けられた。

 

目黒蓮が、人を殺す目をしていた。

何度も聞いた半兵衛のセリフだが、

その表現は映画のときとひと味もふた味も違っていて、

幾分か深みを増していると素人ながら感じた。

 

思えば映画の収録から今日までの間、

彼は数々の大きな仕事を経験していた。

教場Ⅱ、CM、コント形式のお芝居.......

ひとつのことから百以上のことを吸収する、

彼の真面目さや気迫が滲み出ているようだった。

 

そんなことをしみじみ思っていたが、 やはり金銀が面白すぎた。

どうやら今銀さんのターゲットは、以蔵らしい。

ラウールを笑わせてやりたいという、

渡辺の悪戯心を感じずにはいられなかった。

明らかに、狙っていた。

 

舞台袖へ捌ける際、とうとう以蔵にちょっかいをだす。

やりすぎだよwwwwと思ったが、微笑ましかった。

 

 

あまり二幕に言及するつもりはなかったが、

書いていると次から次へと言いたいことが溢れてきて困る。

学校であったことを、ランドセルを背負ったまま

全部お母さんに報告する小学生になってしまいそうだ。

 

 

大変惜しいが、私の心の中のノートに書いて そっとしまっておこう。

 

↑↑↑

クソダサ

 

 

そんなこんなで、夢小判が舞った

 

↑↑↑

飛ばしすぎて大丈夫そ?

 

 

あ、やっぱりこれは言いたい。

安兵衛の天気予報、くもりのち雨←ちゃんと当たった

 

え~雨。。どうにかならないの阿部ちゃん~泣

 

と言うお丸。

 

阿部ちゃんって言っちゃダメ!

 

と大慌てする安兵衛。

同期好き~~~~~(バカデカボイス)

 

 

そんなこんなで、今度こそ夢小判が舞った。

 

 

ひかるのナレーションが入る。

 

聞き馴染みのある、終焉を感じさせる音楽が流れる。

 

 

いつかは後輩に

 

そんな言葉が、一際くっきりと私の耳に入ってきた。

Snow Man の座長も、ずっと続くわけではない。

そんな有限の中で、この一瞬の尊さを噛み締めた。

 

素晴らしい時は、終わる。

終わりがあるから素晴らしい なんてよく言うものだが、

ほんとうにその通りなのだろう。

 

 

桜の花びらは、散るのではなく舞うのです

 

また、ひかるの声が輪郭を持って耳に入る。

感情は、感動は、記憶は、生まれた瞬間から薄れていく。

そんな悲しさを、開幕してからずっと感じていた。

 

 

だけど、それは消えてなくなってしまうのでなく、

すっと、私の中に溶けて入っていくようだと思った。

 

散るのではなく、舞う、消えるのでなく、溶け入る。

 

やっぱり、幸せだと強く思った。

 

 

WITH LOVE のイントロとともに、 再び幕が上がる。

 

 

そこには、大きな桜の樹がある。

 

うわぁ、なんて綺麗なんだろう。

もちろん造りものなのに、心からそう思った。

造りものだろうと、美しいものは美しい。

 

桜が舞っている。

感動を、少しでもそのままの温度で残したくて、

一幕から思い起こしてみた。

 

忘れたくないものを、何度も何度も繰り返した。

 

 

ひとつずつ糧となり僕の命になる

 

ひかるが歌う。

ほんとうにその通りだと思った。

 

エンターテインメントは一瞬の奇跡、

その断片の一つひとつが 私の中に溶けて入り、命の一部になる。

 

一番のサビ、歌うのは深澤くん。

 

Black Gold もそうだが、

深澤くんがサビを任されることはとても嬉しい。

 

桜が舞う中で歌う深澤くんは ほんとうに美しくて、

やはり儚かった。

ぎゅっと自分の手を握って、噛み締めた。

目に焼き付けた。

 

 

Snow Man が、IMPACTors が、 演者の皆さんが、舞台に勢揃いする。

全員の声が重なる、

そのユニゾンの重みは、感情をどんどん大きくした。

 

 

ありがとう、ありがとう

いつもありがとう

生まれてきてくれてありがとう

健やかでいてくれてありがとう

 

そんな言葉を、やはり念じるしかなかった。

だけど、やはりそれがその時できる 一番のお礼だった。

 

 

ラウの笑顔に、目が離せなくなった。

優しく微笑むメンバーもいれば、

まっすぐ真剣に、届けようとしてくれているメンバーもいる。

 

だけど、ラウールだけは、笑顔だった。

瞳は潤んでいた。

感極まって、嬉しくて楽しくて幸せで堪らない、

そういう笑顔に見えた。

 

 

6月半ば、 彼らは何公演もやり遂げている、

今日の昼だって、やりきったあとだ。

 

言ってしまえば、何度も見た景色なのではないかと思った。

だけど、メンバーみんな、特にラウールは、

その時が 初めて であり 最後 であるみたいな、

そんな表情だった。

 

少し驚いて、だけどとても嬉しかった。

 

 

彼らは毎公演、違う景色を見ている。

入れ替わる観客たちをちゃんと、一人ひとりとして見ている。

全ての公演に、魂の全てをぶつけている。

 

そう思うと、やはり ありがとう と念じるしかなかった。

 

そんなまっすぐな気持ちが、

もうすぐ18歳になろうとしている少年から 伝わってきた。

だけどきっと、

彼はいくつになっても この気持ちを忘れないでいてくれるだろう、

そんな気がした。

 

 

映画館で初めて聴いた、二番。

胸が熱くなり、涙が溢れそうになった歌詞。

 

Snow Manが横一列になる。大好きな9人の横並びだ。

 

深澤くんの隣には康二。

康二が、手を深澤くんの肩に置いた。

力強く、置いた。

深澤くんは、ふわっと優しく笑った。

笑顔で返事した。

 

康二にとって深澤くんが 安心できる存在 であることが

手に取るようにわかったし、

深澤くんもまた、康二に頼られることを 嬉しく思っているようで、

ふたりがとても愛おしかった。

 

 

あぁ、終わってしまう。

そんなことをぼんやりと意識していた。

 

愛が、命になる。

深澤くんの手は、やはり綺麗だった。

 

一人ひとり、一歩ずつ前へ進む。

もう一歩前へ、ひかるが出る。

 

感動や感謝、その全てを拍手に込める。

届け、そう思いながら、何度も両手を合わせる。

 

周りが突然立ち出した。

これがいわゆるスタンディングオベーション というやつか.......!

新規丸出しの仕草で私も立ち上がる。

私は少し背が高いので、後ろの人のことが ちょっと気になった。

 

 

フライングのオブジェに乗り 回り始めるその瞬間、

深澤くんと佐久間くんが目を合わせたことを見逃さなかった。

 

 

ふたりとも、目が合ったあと少し伏せて

ふっ と、笑った。

それが、この公演で確認できた最後のアイコンタクトだった。

 

 

9人が回る。 舞台は終わりを迎える。

 

あまりに幸せな時間だった。

 

死んでもいい、今ここで死んでも ひとつも悔いはない。

本気で思った。 観劇中、何度も思った。

 

 

だけど、 明日からも絶対に生きる、

同時に強く思った。

 

 

生きていたらいつか会える

 

デビューライブの佐久間くんの言葉を 思い出しながら、

絶対に生きてやろうと思った。

 

 

100年だって生きられそうな、活力に満ちていた。

 

 

死んでもいいと思うほどの幸せと

絶対に生きようという希望

 

 

私はSnow Man が好きだ。

多分、 この気持ちさえあれば何があろうと生きていける。

本気でそう思った。

 

 

ひとりじゃない

この言葉を私たちにくれるとき、

彼らはいつだって本心なんだと思い知った。

ほんとうに、 私はひとりじゃなかった。

すの担として恥ずかしながら、

私はようやくこの言葉を 信じることができた。

 

 

離れずにそばにいる どんな時も 僕らはひとりじゃない

 

 

そんな One Heart の歌詞を思い浮かべ、

私も同じ気持ちだよ

そんなことを、まだ名古屋にいる Snow Man のみんなへ、念じてみた。